宝塚〈逆瀬川〉の楽しい着付け教室🎵 衿合わせを制す!
宝塚教室、講師の谷口です
桜も葉桜となり、これからは新緑の
季節ですね
でも、4月なのに最高気温が25度を
超える日も多いようで、毎日きもの
を着る身としては悩ましい季節と
なりました
さて、宝塚教室では、3月に入られ
た初級さんも楽しくレッスンに参加
され、段々と手順も覚えて来られま
した(^^)
今後は、より美しい着姿を目指して
頑張って頂くのですが、、、
初級さん『あるある』の〈半衿消失
事件〉
はじめは見えていたはずの半衿が
帯まで出来たあと、無くなってた!
経験がおありでしょう?
今日は『衿合わせ』について考えて
いきましょう
きものを美しく着るためには、まず
長襦袢が綺麗に着られていなければ
なりません
長襦袢の衿合わせや衣紋の抜き加減
は、とても重要です
長襦袢がお身体のサイズに合って
いることが大前提です
長襦袢の身幅が狭い場合は、布が
足りずに衿合わせの角度が理想の
形にならなかったり、衣紋を抜こう
とすると衿合わせがうまくいかない
事態に。
〈半衿消失事件〉は長襦袢の衿合わ
せに問題があるのか、きものに問題
があるのかを考えなければなりま
せん
コーリン和装じめをとめる位置や
ゴムベルトの強さ(調整)が関係して
います。
教室で検証してみましょうね
※和装じめをとめる位置が上すぎたり
ベルトがきつすぎると衿は詰まってきます。
胸元の補整も大事です!
衿合わせの角度ですが、理想の形は
年齢や体型によっても違います。
↑左側は、若い人向けの衿合わせで、
90度に近い角度で合わせています。
右側は、もっと鋭角になっていて、
大人っぽい、こなれた印象となって
います。
衣紋の抜き加減についても、
『こぶし一つ分』と言いますが、
↑左のように横一つ分なのか、右の
のように縦一つ分なのかで違ってき
ますね。
例えば、フォーマルな装いの場合は
こぶし縦一つ分、カジュアルでは
横一つ分、
華奢なかたは、あまり抜きすきず、
ふくよかなかたは、やや多めに抜く
など、体型やTPOによって変わっ
てきます。
衿合わせを制し、ご自身に合った、
ステキなきもの姿を目指していき
ましょう
そして、レッスン時、気になること
があるのですが、
目の前に鏡があるのに、鏡を見ずに
下を向き手元を見ながらクリップを
とめたり、仮紐、帯締め、帯揚げを
結んでおられる生徒さんが多いの
です
それは、衿汚れのもとですよ
無意識に下を向いたり横を向いたり
すると、きものの衿に皮脂やファン
デーションが付いてしまいます。
鏡を見ながら、着ましょうね
これからの季節、暑くなりますし、
衿汚れも気になります。
衿合わせは、首筋にぴったりつけず
指一本入るぐらい首から離すように
するといいですよ(^^)
だらしなく見えない程度にゆったり
と
がんばりま〜す!
素敵なお仲間が集う宝塚教室では
6月期生を募集中です!
(おまけ)
先月、小学校の卒業式にご自身で
きものを着て行かれた宝塚教室の
生徒さん
お写真送って下さり嬉しいです(^^)
せっかく、着られるようになったの
だから、皆さんも、どんどんきもの
でお出かけして下さいね〜
自分で着て出かける=上達の早道
※次回の宝塚教室『学院便り』は
5月8日(金)更新予定です